男女Vocal、Guitar、PIANO、収録ソース別にRock oNイチオシのマイク達を徹底比較!!
今回はレコーディングエンジニア・飛澤正人氏全面協力のもと、1本1本の個性と活用法までコメント!! 今回はコアなマイクロフォンだけでなく、各収録ソースには一般的なリファレンスマイクも交えることで普段の収録マイクとの比較試聴も可能! あなたの音楽に最適なマイク購入を強力にアシストします!!
男性ボーカルセッティング
できる限りボーカルのスイートスポットを外さないようにダイヤフラムを中心に来るようX字にセッティング。距離が近いとばらつきが出るので少し距離(30cm程度)を取り収録を行いました。
プラグイン設定
ScreenShot ( リバーブ )
女性Vocalセッティング
男性ボーカルのセッティングと同じく、ボーカルのスイートスポットを外さないようにダイヤフラムを中心に来るようX字にセッティング。距離が近いとばらつきが出るので少し距離(30cm程度)を取り収録を行いました。
Guitarセッティング
MONO録音の2本をできる限り接近させて、スイートスポットを狙い、その2本を挟むかたちでStereoマイクを設置。センターとして狙っている位置がイコールとなるように気を配りセッテイングを行いました。
Pianoセッティング
今回のピアノは全面のフタが全て取り外せる珍しいアップライト。すべて外していただき、一番響のバランスの良かった右手側足元に間隔15cm 約20°でセッティング。PM40だけは、構造上、上蓋の位置での収録となっています。
【High<->Low】【Core<->Edge】の2つの要素からマイクキャラクターによる配置を行いました。(あくまでRock oNスタッフの独断による聴感上の配置です。また、マイクは録音環境によって音質が変化します。データはあくまで参考程度にご使用ください。)
Vo.収録音声データ構成 試聴データはこの順で収録されています。
High : 高域寄りに音の芯の部分が位置しているサウンド
Low : 低域寄りに音の芯の部分が位置しているサウンド
Core : 塊感、パワー感を持ち合わせるサウンド
Egde : クリアさ、音の輪郭、立ち上がりの良さを規準に評価
飛澤 正人
Dragon Ash や THE 野党、GACKT などを手掛けるエンジニア。
生のバンドサウンドとブレイクビーツやネタをシームレスにミックスして創り上げる空間表現に定評がある。
最新作 nothing ever lasts の「Silent Melodies」はエンジニアリングに加えサウンドプロデュース/アレンジャーとして独特の世界観を創り上げた。
アーティストの感性と自らのイマジネーションを融合し、作品の深層部に入り込んだ音創りを提供している。
★飛澤 正人 氏 : コメント★
聞き比べなければ1本でも良いのですが、聞き比べると、こういう時にはこのマイクを使おう、というのが絶対に出てきます。そういう意味でアーティスト達が自分の声やアコギにはこのマイクが合うんだ、というこだわりを持って探してほしいですね。
今の時代自宅でレコーディングするのが当たり前になっている中、スタジオでマイクを選べない現状もあります。自宅で自分の色を出そうとする時、生楽器ならば『入り口』が最も大事です。入り口が変わる事で自分の音が個性的になったり、違う発見があり、プレイまでも変わります。
僕らはよくアーティストが演奏しやすいモニターバランスを作りますが、そこでは演奏者の良いプレイを引き出す事が一番大事です。演奏しててモニター環境で『?』が出るとアーティストはプレイに集中出来ないんですよね。気持ちいい音でテンションがあがる時に初めて良いプレイが出来る、それが入り口の大切さなんです。その音に入り込めるかどうか、Vocalistならマイク1本で変わります。
全てはモニター環境で変わるということなんです。マイクの選択、ヘッドフォン、ケーブルしかり、全てが合わさって自分の個性を出せる道具になり得るということを認識してもらえたら、今まで出なかった音が出せるのではないかと思います。このページが、今ある機材でフィードバックする機会にもなりますし、その先の自分を描く機会にもなるでしょう。求める音へのモチベーションを持ってもらえたら良いですね。
男性Vocal
古林勇人
古林勇人は飾らない言葉と皮肉を交えて詩を歌う。
ボブディラン、ローリングストーンズ、石橋凌などをリスペクトし、
心身無骨なサウンドを求めてwalking down by lowを結成。
彼らの音楽からは嘘もあるし本当もある。
それらが人間味であり、後に聴いている人達を唸らす。
2012年3月にはセカンドミニアルバム「Long For The Sky」を発表、 新大久保 真昼の月夜の太陽にて初の自主企画「時は来たれり、結びの一番」を開催。
女性Vocal
SINBA / 塚田あゆ
2002年11月20日 SINBA 当時16歳 シングル「RESET」でデビュー
セカンドシングル「華」はTBSドラマ「年下の男」主題歌となる。
影響を受けたアーティストは、Cyndi Lauper、Aretha Franklin、Carpenters、越路吹雪、ちあきなおみ等R&B、フォーク、POPS、Jazz、歌謡曲等幅広い音楽を、自身のハスキーヴォイスで歌い上げる。
メジャーでの活動後、一時療養生活を余儀なくされるも、作詞作曲等の制作活動を続け、Liveにも復帰する。
現在、音楽活動の他、グラフィックデザイン等の制作に携わる。
Guitar
ホンダ コウ
東京を中心に活動するギタリスト、ミュージシャン。 ギタリストとしてのアイデンティティの中心に置きつつも、 トラックメイキング、アレンジメント、レコーディングエンジニアリングなど、 音楽制作全般のスキルと、シンガーソングライター、バイオリニストとしての顔も持つ。 結成時からギタリストとして活動したnothing ever lastsでは、2009年のRock oNの楽曲コンテストでグランプリに輝き、 以降エンジニアの飛澤正人氏の全面サウンドプロデュースの元2011年BOUNDEEよりmini album「Silent Melodies」を全国リリース。 2012年には作詞作曲を手掛けたTBS系映画「ライバル伝説~光と影~」の主題歌「My Pain,My way」を発表。 同年にバンドを脱退し、現在はサポートギターやトラックメイキングの活動を中心に自身の新プロジェクトを立ち上げ準備中。 たくさんの人とコラボレートしながら日々楽しく音楽を作っています。
Piano
道脇 直樹
映像音楽作曲家(TV/映画)兼ピアニスト
1974年大阪府堺市生まれ。3歳からオルガン、6歳からピアノを始める。
高校卒業までクラシックピアノを勉強した後、ジャズに傾倒するようになる。
1999年に静岡に拠点を移し、エンジニアとして働きながらも富士市ケルンを中心にライヴ活動を開始。
2006年バークリー音楽院に留学。映画音楽科に在籍しつつ、ジャムセッションやライヴ活動で腕を磨く。
ジャズの即興演奏をHal Crook, Frank Carlberg, Ed Tomassi等に師事。
2008年Alf Clausen Awardを獲得し、首席で卒業。
主な共演者はGeorge Garzone, Frank Tiberiなど。
心地よくスイングすることを身上とするピアノについて、JoAnne Brackeen 曰く"He swings!"(彼はスイングするのよ!)
現在は首都圏を中心に、キーボーディスト兼作曲家として精力的に活動中。